2011/07/02
『和』の作法講座
~『和』の作法~を学ぶ機会をいただきました。
懐石膳をいただく際の作法に、色々な留意点があることに新鮮な驚きがありました。
日本人がもつ気配り・他人を思いやる精神が、箸の使い方ひとつにも反映されていて
いい勉強になりました。
【食事をいただく際のタブー】
そで越し 右側にある器を左手で取ったり、右側の物を左手で取ること
膳越し 大皿から取った料理を小皿に移さないで、直接口に運ぶこと
犬食い 背中を丸めて、食器に被さるようにして口に近づけて食べること
にらみ食い 口元に持っている器越に、人をじろりと見ながら食べること、
もしくは食べながら次に何を食べようかキョロキョロ見渡すこと
手皿 食べ物を口に運ぶとき、空いている方の手の平をお皿のようにして口元に持っていくこと
返し箸 口をつけた箸先を逆にして、元の方で食べ物を取ること
手皿や返し箸は、行儀がよいと思っていましたが、作法的にはダメ。
手皿はやめて、小皿やお椀のふたを使うべし。女性には懐紙を使うことをお勧めします。
割り箸を割るときは、両手で水平にもち、右手で箸の中ほどを手前に引いて割ります。
左右に座っていらっしゃる方々への配慮から、割り箸を割る時はこのように上下運動で。
箸置きがなければ、箸を包んでいた紙袋を丸めて使うこと
この講習を終え、4人で食事に行きましたが、僕の箸はいつも小皿のまたがっておかれていました。
箸置きがすぐ横にあるのに・・・・。
一夜漬けの所作はすぐにはがれてしまうので、これからしっかり会得していきたいと痛感しました。
(左から 堤先生 落合社長 僕 北出社長)