社長のひとりごと [PRESIDENT'S BLOG] 日常の様々な出来事を徒然なるままに

岩手の復興を願って

2日間のボランティア活動を終え、今日7月10日(日)は観光に徹しました。4月に岩手へ来た折に、

宮古勤務の県庁職員・松岡さんから

『自粛は決してしないでください。元気な関西はしっかり消費活動して、経済の下支えをお願いします』

との懇願を受けました。その意味で、岩手での観光も復興の一助になるという観点からも、今回のツァーが

実現しました。頭を切り替え、今日一日はひたすら消費活動に専念することにしました。

毎年お世話になっている、ホテル東日本を午前6時30分に出発し御子田の朝市へ。これまでも何回か

訪れましたが、今日の買い物客の盛況ぶりには驚きました。昨夜の宴会の席で、小田島さんが

『我々は被災地で暮らしてはいるが、被災者ではありません』と言われました。県内陸部の盛岡は

たしかに元気が戻っている。

 

ここから、県南へバスを走らせました。次に目指すは猊美渓(写真)。

geibikei.jpg船頭さんの、竹竿によるかじ取りで砂鉄川を往来する風流な観光船。

総勢20名を超える船頭集がいらっしゃいます。今回で僕は4度目の

乗船ですが、それぞれの船頭さんにあじがあって、冗談を交えての

観光名所の案内はいつ聞いても趣があります。

乗船して間もなく『ごう~』という地鳴りが聞こえ、船が少し揺れ

ました。かなり大きな余震が起こりました。後からの情報で、

宮城で50Cmの津波が観測されたらしい。余震はまだまだ

頻繁に起こっているそうです。

 

次に、先日世界遺産登録された中尊寺に向かいました。

過去訪れた際と違う光景がここでもありました。

外国人観光客が殆ど居ません。まさしく原発事故の影響でしょう。

日本政府は風評被害を防ぐ方策の手立てと、観光誘致のメッセージを

もっと発信すべきだ!

 

 

遅い昼食に、花巻で"わんこそば"をいただき、それから

宮澤賢治ミュージアムを訪れました。

P1000420.JPG賢治の詩 『雨にも負けず、風にも負けず・・・』、の言葉通り

今回お会いした東北の人たちのたくましさには本当に頭が

下がります。

被災者の方々にお聞きしましたが、義援金は全く支給されて

いないそうです。

彼らはそんなものあてにしていないと言っていました。

  菅よ、ええ加減にせえ!

 

 

 

 

 

 

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