2011/08/01
ペテン師とタンデム
この世にペテン師という人種がいる。僕の解釈では、人を騙すことに変わりはないが、詐欺師のように犯罪色がなく
騙された方も、『まぁいいか』、で済んでしまう痛快な劇場型詐欺だ。
高校生の時、梅田の劇湯に映画を観に行った。タイトルは『スティング』。ポールニューマンとロバートレッドフォード
この二人のペテン師が織りなす、最後の最後にどんでん返しが用意された痛快なギャング映画だ。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD8121/story.html
1ヶ月ほど前、友人の浅利君が『視覚障ガイ者のため、タンデム(二人乗自転車)でボランティア活動をしようと
思っている。ついては協力いただきたい』、という健気な発信があった。
これを断ったら男がすたる、二つ返事でOKした。7月28日(日)午前8時に平野を出発した。
この日騙された、いや参加したメンバーは僕を含めて総勢6名。律儀にも、1週間前の土曜日には大和川河川敷で
タンデムの乗り方講習会まで済ませての参加だ。目的地は兵庫県・たつの市。街の中心部を揖保川が流れる
のどかな地方都市。《揖保川いかだ下り大会》に参加し、そのイベントの一環としてタンデムで走行するというのが
我々のこの日のミッションだ。
地元の小学生に保護者の方々。皆さん健康そうな方
ばかり。本番のいかだ川下りまで、色々なイベントが開催
されるがその一つが我々のタンデム。我々おっさんが前に
乗り、希望者を後ろに乗せて走ります。小さなこども達は
珍しいのか、みな大喜びでした。男子高校生は自分たち
だけで乗っていました。結局この日、僕が乗せたのは
小学生5名、男子高校生2名、女子高校生2名、それに
カッパ1匹でした。→
なぜか、視覚障ガイの方はひとりもいらっしゃいません
でした。 『まぁ、いいっか・・・』