NC旋盤でのブランク加工とネジ切り加工、マシニングセンターでのフライス・穴あけ加工技術が融合してボールスクリューは生まれます。工作機械の位置決め制御の最少単位が0.001mm。この位置決めの元となるボールスクリューには高精度が要求されます。
40年にわたって、株式会社 冨士精機はこのボールスクリューのナット製造に関わっていますが、厳しい品質・精度要求に応えるため、様々なノウハウを結果的に得ました。
この経験から生まれた技術力が、現在、株式会社 冨士精機の大きな力となっています。
アルミ・SUS・真鍮・マグネシウム等々、様々な金属素材の加工実績をもっています。
それぞれの金属の特性に応じて最適な加工条件や加工ツールを選定する能力があります。
ボールスクリューの生産には、高精度だけではなく生産スピード・低コスト・安定した量産品等の要求もあります。
株式会社 冨士精機ではこのようなお客さまからのリクエストにお応えするために社内で独自の加工冶具を製作しています。
これらの加工冶具を使用することにより、精度の高い、品質の安定した高性能ボールナットが低コストで生産することが可能になり、お客様に喜んでいただいて居ります。
NC制御装置付き工作機械はもちろん、汎用旋盤・ボール盤・タッピングマシン等、様々な機種を駆使して最適な加工を日々追求しています。
もの造りの現場に妥協は一切許されません。いかにして良い製品造りをするか、そういう探究心を常に持ち続けることが私たちの大きなテーマです。
機械メンテナンスに最新の注意を払い、常にベストな状態で機械の性能を引き出す熟練工の存在が、株式会社 冨士精機の大きな武器といえます。
また、製品造りに際しその工程をシミュレーションし、完成に導くためには豊富な種類の工具とそれを生かす豊富な知識が必要になります。
汎用ツールはもちろん、特殊形状や豊富なサイズのツールを保有することが、完成度の高い製品造りと素早いリードタイム実現に大きな威力を発揮しています。
高性能工作機械と熟練工の織りなす巧の技術が、MADE IN JAPAN の名にふさわしい製品を生み出しています。